『国宝 十一面観音立像』 京田辺市普賢寺・大御堂観音寺
10月19日のブログ『久のひとこと』で紹介した「国宝 十一面観音像」が10月29日の京都新聞・朝刊に掲載されました。
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この写真は「久」の撮影。許可は頂きました。
10月29日の京都新聞・朝刊の記事から・・・・『厨子ひらく内金色に時雨菊・・水原秋桜子』
本堂へと続く石畳の脇のモミジが、かすかに赤く色づいていた。石畳を一歩一歩踏みしめ、ほの位本堂に入れば、正面に重厚な厨子。ゆっくろと扉が開け放たれると、柔らかな表情の十一面観音立像が姿を現した。
昭和の俳人、水原秋桜子が「金色に」と詠んだ十一面観音立像は、京田辺市普賢寺の大御堂観音寺の本尊でしない唯一の国宝。木心乾漆造りで、744(奈良時代・天平十六)年に世の太平と豊楽を祈り、同寺に安置されたと伝わる。
六重の蓮華座に立ち、左手にはハスの花を挿した水がめ。写実的で、たおやかな造形は華やかな天平文化を今に伝える。
秋桜子が同寺を訪れた時期は不明だが、句の季節は晩秋から冬。たびたびの火災に見舞われた同寺だが、国宝 十一面観音立像は約千二百年の時を越えて、時雨にぬれた大輪の菊花のごとく、今も静かにたたずむ。
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